業種別おすすめカード

給油カードの種類

法人のお客様が導入されている給油カードには、

用途や規模に応じたさまざまな種類があることをご存じですか?

石油会社が発行するカードから、業界団体の組合カード、提携型の柔軟なカードまで。
それぞれに特徴や使える範囲、割引の仕組みが異なります。
このページでは、代表的な3タイプのカードについてわかりやすく解説しています。

給油カードの種類

1.元売りカード

ENEOS・出光・コスモ石油など、石油元売り会社が発行する法人向けの給油カードです。基本的に自社系列のスタンドでのみ利用できる設計で、契約内容によっては割引やポイント制度が用意されています。全国展開しているブランドが多く、信頼性が高いのが特徴です。給油量が多い企業ほどメリットを得やすい傾向があります。

2.ハウスカード

ハウスカードは特定のガソリンスタンドでのみ利用できる代わりに、単価が安く設定されているのが特徴です。利用できる店舗が限定されるため、取引スタンドの近くに営業所や車庫がある企業にとっては非常にお得な選択肢となります。給油場所がほぼ固定されている運用であれば、価格重視で選びたい方におすすめのカードです。

3.クレジットカード

カード会社や代理店が発行しているタイプで、さまざまなスタンドに対応しているものが多いです。地域密着型で特定エリアに強いカードや、クレジット機能が付いたものなどもあります。手数料や利用条件がカードごとに異なるため、比較検討が重要です。

4.信販系カード(ENEOS)

ENEOS系列スタンド専用の給油カードで、クレジット機能はありませんが月締めの一括請求(掛け売り)に対応しています。 車両ごとの利用明細が管理でき、経費処理や精算の効率化に適した法人向けカードです。

主要カードの比較一覧

項目 元売りカード ハウスカード 提携カード 信販系カード
使用可能スタンド 自社系列スタンドのみ 特定のスタンドに限定 提携スタンドで広く利用可能 全国の主要スタンドで利用可能
割引・特典 契約により割引や特典あり 単価が安く設定されている 協同組合経由で特典が付く場合あり 利用額に応じた特典やポイントあり
管理機能 Web明細や一括請求あり 協同組合ごとに異なる 協同組合経由で詳細管理可能 信販会社のシステムで一括管理
特徴 全国展開と信頼性の高さ コスト重視で安価に給油可能 柔軟な使い方ができる 給油専用の後払いカード
導入のしやすさ 法人契約が必要 団体加入が必要な場合あり 法人・個人事業主どちらも可 審査により個人事業主も可

選ぶときの注意点とポイント

1.単価だけで選ばない

給油カードを検討する際につい目が行きがちなのが「1Lあたり◯円」といった単価の数字です。
確かに一見すると安く見えますが、実際にはその単価が適用される条件が複雑だったり、利用可能なスタンドが限定されていたりするケースも少なくありません。
見かけの単価だけにとらわれず、「自社がどこで給油するのか」「何台の車で、どれくらいの頻度で使うのか」といった利用実態に即して、
本当にメリットがあるかを見極めることが大切です。

2.使用可能なスタンドの範囲を確認する

カードによって使えるスタンドが異なるため、対応ブランドの確認は非常に重要です。 ENEOS専用、出光専用、複数ブランド対応などさまざまな種類があり、自社が日頃給油するエリアやルートにあるスタンドが対象外だった場合、 せっかくのカードが使いにくくなってしまいます。特に広範囲を移動する業種や、全国に営業所がある企業では、対応スタンドの柔軟性が使い勝手に直結します。

3.明細や請求の管理方法に注目する

カードごとに明細の出力形式や管理機能に差があるため、日常の経費処理にどれだけ寄与できるかを比較することがポイントです。 車両別・部署別に明細が分かれて表示されるか、データをCSVやPDFで出力できるか、月締めの一括請求に対応しているかなど、業務効率に大きく影響します。 とくに車両台数が多い企業では、経理部門の負担を減らせるかどうかが導入後の満足度を左右します。

4.導入のしやすさと契約条件を確認する

カードによっては「5台以上の車両が必要」「業界団体への加入が必須」「法人格がないと申し込めない」など、導入時の条件に違いがあります。 小規模事業者や個人事業主でも申し込みやすいカードを選ぶことが、スムーズな導入には欠かせません。 あわせて、審査の難易度や申し込みから利用開始までの期間なども比較しておくと、運用開始後のトラブルを防げます。

5.信販系と掛け売り型の違いに注意

信販系カード(クレジット会社発行)と、石油元売りや組合などが提供する掛け売り型カードでは、支払いの流れや明細の出力方法が異なります。 信販系は一般のクレジットカードと同様に後払いで、他の経費もまとめて使える利便性があります。 一方で、給油に特化した掛け売りカードは、管理機能や給油単価の優位性に強みがあります。 自社の会計処理や精算方法に合った支払い形態を選ぶことが、運用トラブルを防ぐカギとなります。

6.他の経費とまとめたいかどうか

給油費用だけでなく、高速代や出張旅費、ETC利用料などを一括で処理したい場合は、信販系カードが便利です。 ポイント還元も受けられるケースが多く、複数の経費をまとめることで管理コストが下がることもあります。 一方で、燃料費だけを厳密に管理したい、コスト最適化を優先したいという場合は、専用の給油カードの方が向いていることもあります。

7.更新性・サポート体制にも注目

万が一カードを紛失した場合の対応や、請求明細に関する問い合わせ対応の丁寧さも、意外と重要な選定ポイントです。 導入時のサポート体制や、契約内容変更時の柔軟さなど、実際に運用が始まってからの“使いやすさ”にも目を向けましょう。

8.実際の使い方をイメージして選ぶ

給油のたびにドライバーが迷わず使えるか、経理担当がミスなく処理できるかなど、現場での利用シーンを具体的に想像することが大切です。 数字やスペックだけでなく、実際にカードを使う人たちの負担を減らせるかという観点で選ぶと、長期的に無理なく活用できます。